会社案内

県内唯一となった「筒描き染め」を大事にし、
これからも想いを込めた染物にこだわってまいります。

松下順一・画 (昭和40年頃)

松田染物店は、江戸時代の元禄15年(西暦1702年)に創業しました。
「筒描き染め」は非常に手間がかかるため、全国でも継承する染物屋が少なくなり、鳥取県で残っているのは私どもだけとなりました。
今もなお、手染めにこだわる理由は、手や指先の力加減によって多彩な表現ができるからです。何より人が染めることにより、にじみ出る心に響くような“あたたかみ”を大事にしたいと想っています。創業より積み上げてきた経験のもと、これからも伝統技法を守りつつ、真心を込めて仕上げる染物に精進いたします。

松田染物店の歩み

戦前は藍染め、戦後は筒描き染めを主軸にしながら、
鳥取県伝統工芸士などを輩出してきました。

鳥取県米子市の市街地を流れ、米子港に注ぐ加茂川。そのほとりには古い土蔵が残り、街路樹が町並みに趣を添えています。

米子市全図 (昭和5年)

加茂川沿いには四日市町、法勝寺町などの商店街も連なり、その中ほどに紺屋町(こうやまち)があります。紺屋は「こんや」とも呼ばれ、もとは藍染職人を指しました。
江戸時代の染物は、色によって職人が分化し、紫染の紫師、紅染の紅師、茶染師、紺掻(こんかき)などがいました。なかでも、藍染めの紺屋は特に発達したことから、染物屋を代表する名称となって今日まで伝わっています。
松田染物店は、藍染めの紺屋として創業し、その後、筒描き技術を習得し、9代目が家紋の描き方を京都より持ち帰りました。以後、時代の流れによって染色が機械化するなか、戦前までは藍染め、戦後は「筒書き染め」を主軸に日本の伝統技法を守り続けています。その職人技から、11代目芳郎・12代目広海・13代目成樹は、鳥取県伝統工芸士に認定されました。さらに11代目は、伝統的工芸品産業功労者褒賞を受賞しています。

会社概要

会社名 株式会社 松田染物店
登録番号 T5270001008259
所在地 〒683-0062 鳥取県米子市紺屋町47
電話番号

0859-22-3358

FAX番号 0859-32-5712
メールアドレス some.matsuda@gmail.com
創業 1702年
法人化 2021年(令和3年)4月9日
資本金 400万円
代表者 松田成樹
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